fraction

日々何となく考えてる事を置いておくところ

10km

また9時まで寝ていた。

のそのそ起き出してカメラをリュックに入れて外に出た。駅近くのカフェでモーニングを食べる。その時点で10時を回っていたので、最初にオーダーしたものは売り切れていた。電車に乗り目星をつけておいた場所に行く。ただ道路が伸びているだけという場所だが、良い天気なので青い空にすっと伸びる線が面白くて暫く撮っていた。野良猫が怪しそうな顔をして私の前を通り過ぎていった。怪しいやつだが危険では無いと判定されたらしい。大体、あっている。

 

小さい駅で降りたのだが、コンビニ以外の飲食店は軒並み休みだった。もしかしたら開いてたかもしれないが、固く閉ざされた扉を開ける勇気は無かった。お腹は空いているが、今すぐにというわけでも無いので、また電車に乗った。

 

ランチは昨日、気になっていた喫煙OKのポップを出していたイタリアンに行った。お昼時だというのに私以外の客は誰もいなかった。扉を開けた時に煙草の匂いが気になったが、すぐに慣れた。料理が美味しかったので匂いのことはすぐに忘れた。喫煙者だったら気にならないのかなと思った。

 

黙々と食べて、食べ終わったら、現金支払いお釣りなしで会計をして出てきた。メインもサイドもディナータイムに出しているものと同じらしい。また来ようかなと思った。料理が美味しいのと、失礼だが人がいないのが良い。

 

有意義な休みはここまでだったように思う。帰宅して撮ってきた画像をレタッチしていたが。息が詰まったので買い物と夕飯を兼ねて再び外出した。

 

暫くして行く先々のお店で私は往生していた。日曜日だけあってお喋りに花を咲かせる女性たちに囲まれた。日を追うごとに宣言中というのを忘れているというか、気にならなくなっている様に思える。どうしても、お喋りしているうちにマスクがずれて鼻が出てくる。それを冷静に眺めていた私は、再びひとりで無駄に疲れていた。

 

ようやく平穏が訪れたのは閉店30分前のパン屋のイートインである。ドリンク提供の時間を過ぎていたのでケースから水のペットボトルを取り出し、残っていたパンの中から唯一、砂糖が入ってなさそうな塩パンで一息ついていた。ここにはお喋りしている人はいない。オシャレなお店では無いので、何やらペンを走らせる男性がひとりいただけだった。

 

あちこち逃げ回る様に歩いたおかげで活動量計は15000歩、10㎞と出してきた。それだけは良かった。