fraction

日々何となく考えてる事を置いておくところ

期待

通院が終わり、食材を買って帰宅した。それでもカフェのモーニングをやっている時間帯だった。それからずっとIT系オンラインカンファレスを見ていたが、休憩の間にyoutubeを開けると、皇室アーカイブとやらが提供される。一度、踏んでしまうと延々と出てきてしまうらしい。

 

動画よりコメントの方を見てしまうのだが、ここ数ヵ月内につけられたものに目を通していると「期待」という言葉が頭をよぎる。私が捨てた最大の執着がこれだった。人には期待しない。そのことをようやく学んだ時、病んでいた身体は完治に向かい出していた。

珈琲

珈琲が好きなのだが、好き度合いというのがある。

自分で豆を買ってきて挽く様になったが、電動ミルは安価なプロペラ式である。

近所の珈琲チェーン店で買うのが標準で偶に遠出する。ここ何年かで出てきたオシャレな珈琲屋さんまで行くようになった。情報源はyoutubeと数年前の雑誌である。電子書籍になってからバックナンバーが読みやすくなって良い。数年前には見開き1/8で扱われていたお店が、現在は数店舗展開になっているのを見ると成長度合いが感じられて自分まで嬉しくなるのである。

 

そのうち臼式の高級なミルと、豆を軽量するスケールや細口のケトルなんかも用意しちゃうんだろうなあと思っているが、豆焙煎まではいかないだろう。そこまで自己完結するつもりはない。お店に足を運ぶことにも喜びを感じている昨今である。

ハロウィンの日

今日は仕事だった。仕事帰りに夕食を取り、買い物する為に地下に降りたらハロウィンの仮装をしている店員の姿が目に付いた。店舗の貼り紙を見てみると、仮装をしてきた客に先着順で菓子を配っていたらしい。

 

眺めているだけの私もオレンジ色のパッケージに入ったタルト菓子を買った。ここ何週間か休日出勤が続いていた後輩達へ配る為である。閉店が近くなっていたのでクリスマスみたいにセールになってるといいなと思ったが、全くその気配は無かった。

 

帰宅後は、のんびりyoutubeを見ていたが、皇室アーカイブにたどり着いてしまい、その動画についているコメントを読み、気を取り直す為に別の動画を選んだ。自己啓発系だがタイトルが全くその通りだと思った。

 

「他人に期待しすぎない」

 

 

焦燥感

衆議院総選挙の投票は明日の10/31だが、仕事になったので期日前投票をしようと思っている。昨晩、仕事帰りにスタバに寄った時、繁華街を候補者が歩いているのを見かけた。やや疲労の色が滲んでいたので覚えている。

スタバに寄る前、夕食を調達できないかとチェーンの中華料理店に入ったのだが、プラスチック板(アクリルではなく)で仕切られたカウンター席に、ぎっしりと客が詰めていた。ホールスタッフは一人しか見えなかったので、これは重労働だと出てきたが、ビールジョッキをぐいぐい煽る客の姿が記憶に焼き付いた。

候補者からも、酔客からも得体の知れない焦燥感を感じた。今、やらなければ、また出来なくなってしまう、そんな感覚だ。それが選挙演説でも、酒場でジョッキを煽るのも、同じくらい焦っているように感じた。

肖像画

今週のお題「読書の秋」

ハプスブルク家 12の物語 中野京子 | 光文社新書 | 光文社

 

最近、youtubeで歴史解説の動画を見るようになり、面白かったのがハプスブルク家を取り上げたものだった。なので店頭で見かけた時に手に取ってみた。

 

肖像画から王家を紐解く本だが、過去のことなので冷静に接することが出来るんだろうなあと思った。王家と言えば芸術家のパトロンというイメージだが、数々の肖像画は相当の熱量を込めて描かれているだろうと思うし、需要と供給というかバランスが取れていたんだろうなあと感じた。芸術が溢れかえる現代は、芸術家当人が存命している間は作品の正当な評価は出来ないと個人的に思っている。