春じゃがいも

今週のお題「いも」

肥満治療をしていた時は、糖質の高い食材通しは組み合わせない様にとお医者さんに言われていた。例えば、ご飯と肉じゃかとか。念のために書いておくが、食べてはいけないではなく「食べ過ぎてはいけない」だ。

減量に成功したので、今はそんなに神経質になる必要は無いのだが、一時期、徹底的にやってたので芋類が主役の料理は自然と避ける様になっていた。特に揚物は今でも口にしていない。代表格はフライドポテトか。

それでも全く食べないというワケではなく、春になり長崎の赤土で育った、じゃがいもが店頭に出てくると、少量パックを買ってきて、ひとつずつ丁寧に食べる。ひとつだけ、レンジにかけるか蒸すかして、ほかほかに湯気が上がっているところに、自然塩とバターをちょっとだけ落とす。

春じゃがいもは、みずみずしく、サラサラした赤土を払っているだけでも幸せな気分になる。一時期、食べられなかったものが食べられる喜びを噛みしめて、嬉しいという気持ちと一緒に美味しくいただいている。