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日々何となく考えてる事を置いておくところ

作家について

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Preset04 Man Ray


風呂に浸かりつつ読みかけの本を読んでしまう。突っ込みを入れながら読んでた本である。コロナについて書かれたエッセイだったが、残念ながら否定と疑問のミルフィーユで文章がわちゃわちゃしていた。ネガティブな感想なので、本のタイトルと作者は伏せておく。

 

それでも時折、メモを取っておきたい文章も出てきてはいた。自分は趣味で写真を撮ったりコラージュを作ったりするが、その行為について役に立ちそうなものである。制作云々についてではなく、自分の立ち位置の確認に役立ちそうだった。何せ長くやってはいるので時折、無用のもやもやが発生する。自粛中から相当、濃い霧の中にいた。霧というより煤だらけの煙の中にいるようだった。

 

最近、煤の中から脱出したので、何とか手を動かせる様にはなってきた。関わっている人には相当、迷惑をかけているような気がする。何が起きたと思われたかもしれないが、密の高いところからは離れるのが新常態である。互いに感染して全滅するよりは、適度に距離を保ちつつ生き延びた方がいい。

 

ということを本を読みながら同時に考えていた。どうも作家というものはエネルギーが集中しているものに惹かれるらしいと思った。私は分散して安定運用するのが良いと考える。これはコンピュータの仕事をしている故だろう。