fraction

日々何となく考えてる事を置いておくところ

肖像画

今週のお題「読書の秋」

ハプスブルク家 12の物語 中野京子 | 光文社新書 | 光文社

 

最近、youtubeで歴史解説の動画を見るようになり、面白かったのがハプスブルク家を取り上げたものだった。なので店頭で見かけた時に手に取ってみた。

 

肖像画から王家を紐解く本だが、過去のことなので冷静に接することが出来るんだろうなあと思った。王家と言えば芸術家のパトロンというイメージだが、数々の肖像画は相当の熱量を込めて描かれているだろうと思うし、需要と供給というかバランスが取れていたんだろうなあと感じた。芸術が溢れかえる現代は、芸術家当人が存命している間は作品の正当な評価は出来ないと個人的に思っている。